車の査定にはどれくらい時間がかかるのか?
車を売る場合には、必ず買取店の査定を受けることが必要ですが、この査定にかかる時間は、一定どのくらいになるのでしょうか?また、どのような点が査定のポイントとなるのでしょうか?
目次
査定にかかる時間は10分~20分が相場
中古車を売る場合には、必ず査定を受けることになりますが、この査定にかかる時間は意外に短く、10分~20分が相場です。
査定にかかる時間が意外に短い理由は、中古車の査定額は、車種、年式、走行距離で大部分が決定されるため、査定によって査定額が変動するという部分は意外に少なく、時間をかけて査定をしても査定額が大きく変わらないため、買取店では査定にそんなに時間をかけないようにしているためです。
買取店によっては、丁寧に査定を行い、査定に1時間以上かけることころもありますが、そういった買取店は稀で、多くの買取店は、査定を短時間に済ませてしまいます。
査定の際には、念のために、買取店に対して、査定にかかる標準的な時間について確認をしておくとよいでしょう。
査定士が査定の時に見るポイントについて
査定士が査定の際に見るポイントは、以下のとおりです。
- 減額になるキズやヘコミはないか
- エンジンに不具合はないか
- 室内や内装に減額査定のポイントはないか
- オプションに増額査定ポイントはないか
いずれのポイントの査定も、短時間で終了するので、トータルでの査定時間は、10分~20分程度が標準となります。
減額になるキズやヘコミはないか
査定士が見る1つ目のポイントは、ボディに目立つキズやヘコミがないかということです。
ただし、キズやヘコミがある場合でも、それが、買取店が簡単に修理できるような軽微なものであれば、減額査定の対象とはなりません。
査定士がざっと見ただけで確認できないようなキズやヘコミは、査定に影響を与えませんので、査定士は、それほど詳しくは、キズやヘコミの有無を調べません。
ざっと見るて確認できるキズやヘコミがなければ、次の行程に進みます。
エンジンに不具合はないか
エンジンの調子も、査定のポイントとなりますが、エンジンの査定は、エンジンをかけてみて、正常にエンジンが作動するかどうかや、異常音がないかどうかを確認し、エンジンルームを目視で確認するだけの手続きとなります。
プロの査定士であれば、これだけでかなり正確にエンジンの状態を把握できますので、これ以上の点検は不要です。
もちろん、査定時に、エンジンを分解して不具合がないかどうかを確認するようなことはありません。
室内や内装に減額査定のポイントはないか
室内や内装の状態も、査定の対象となりますが、これも、車内に目立った汚れやキズかないかということと、車内に煙草の臭いや動物臭がしないかどうかを確認するだけの手続きとなります。
オプションに増額査定ポイントはないか
エアロパーツやナビ等に関して、中古車市場で高く売れるパーツが付属している場合、査定額は上がるので、付属するパーツの状態も、査定の対象となります。
といっても、特殊なパーツが付属しているかどうかは、一瞬で分かりますから、このことの査定に長時間かかるということはありえません。
査定は時間より質が重要
査定にかかる時間が短いと言っても、ロクに査定もしないで、
と言ってくる買取店は信用できません。
そういった買取店は、安く買いたたくことしか考えていません。
10分程度の時間でも、プロの査定士は手際よく査定を行い、正確な査定額を算定します。
査定は時間より質が重要です。
査定後に、査定の内容を査定士に尋ねてみるとよいでしょう。
プロの査定士であれば、増額ポイントと減額ポイントを丁寧に分かりやすく説明してくれるはずです。
査定時間を短縮する方法
車の査定にかかる時間は10分から30分程度と言われています。
査定にかかる時間は意外と短いのですが、それは査定額のおおよその水準は「車種・年式・走行距離」で決まっており、実際に査定士が車両を見た結果により決まってくる部分が非常に限定されているためです。
早ければ査定は10分程度で終わりますが、その前後の雑談や査定結果の説明、価格交渉などにかかる時間を含めれば査定にかかる時間はおよそ1時間程度でしょう。
査定にかかる時間を短縮するには査定自体にかかる時間はそれほど節約できませんから、その前後の査定結果の説明や価格交渉にかかる時間を短縮するしかないでしょう。
査定時間の短縮のためには雑談などは控えるようにします。
査定士に対しても、査定結果の説明などはできるだけ簡潔に短時間で済むように依頼するとよいでしょう。