必見!事故車買取で高く売る6つのポイント
事故車の買取価格は低いに決まっていると考えていらっしゃる方も大勢いいます。
しかし、事故車でも、工夫次第では、結構高い値段で買い取ってもらうことも可能です。
どうすれば事故車でも高値で売ることができるのでしょうか?
目次
買取業者にはライバルがいることを利用する
事故車を高く売る方法としては、まず、買取業者にライバルがいることを理解することです。
買取業者に見積もりを依頼すると、担当者がユーザーの自宅に査定にやってきます。
その際、交通費や担当者の日当などの経費がかかっています。
現在は複数の買取業者に見積もりを依頼するのが常識となっていますから、買取り査定に来た担当者は、その場で契約を決めないと、ライバルにその契約を奪われる可能性大です。
ライバルに契約を奪われると、査定に来た交通費や担当者の日当がムダになります。
よって、担当者は多少値が上がっても、その場で契約をまとめたいとの心理が働きます。
ユーザーが高値で事故車を売却したい場合には、担当者のこの心理を利用します。
そのためには、ウェブ上の一括査定などを利用して、買取りを依頼する事故車のおおよその相場とライバル業者の提示する買取価格を把握しておきます。
買取担当者は、ここまでは最大限譲歩できるという金額を持っています。
交渉によって、その最高金額を察知し、できるだけその最高額に近い水準で交渉をまとめるようにします。
売りやすい車であること
買取業者は、買った車を自分で乗ることはほとんどありません。
たいていは、買い取った自動車を他に転売します。
よって、転売しやすい自動車であれば高値でも買いたいと思いますし、転売が難しい自動車であれば、あまり買いたくないと考えるのが普通なので、高い値段が付くことはあまりありません。
売りやすい自動車とは、色、車種、グレードなどが人気のあるものです。
人気車種の中古車などは、すぐに売却できますし、値段も高く売れます。
すぐに売却できれば、保管にかかる費用があまりかかりませんから、その意味でも、高額買取りが可能になります。
なお、細かいことですが「整備記録簿や備品がきちんと整備されている」「洗車や車内の清掃がきちんと行われている」といった要件が満たされている自動車も、売りやすい自動車と判断されます。
売る時期がはっきりしていること
売る時期が決まってないと、買取業者は、本気で買い取ろうとは思いません。
買取り査定には、費用も手間もかかります。
また、買い取った自動車は、転売やパーツ・素材取りに利用されるわけですが、買取り時期が決まっていないと、転売先等の相手方に対して転売時期を明示できません。
そうすると、購入した事故車を処分できるかどうかも定かとはなりません。
そして、そもそもユーザーが本当に事故車を手放してくれるかどうかさえも確定しません。
このような状況では、適正な査定が行われる可能性は非常に低く、高い値段が付く可能性はまずありません。
よって、事故車の買取りで高額買取りを期待するとすれば、まず「いつごろまでには確実にお引き渡しができますよ」ということを査定を依頼する前に確定しておかなくてはなりません。
車の状態をごまかしてもムダ
ところで、自動車の査定に際して、自動車の状態をごまかす方がいらっしゃいます。
一番多いのは、修理歴を偽って報告するケースです。
自動車の主要構造部分に修理歴があると修復歴車扱いとなり、査定額が25%から40%程度減額されます。
よって、修理歴を正確に報告しないで、修復歴車扱いになることを回避し、修復歴車になることによる査定額の減少を回避しようとする方がいらっしゃいます。
しかし、プロの査定士は、大半の場合、ユーザーの申告が無くても、修理歴を自らの調査で発見し、それに基づいて査定を行います。
そのため修理歴があるのに修理歴無しと報告したりして自動車の状態をごまかしても結局はムダになります。
最初の査定では、うまくごまかせても、後の調査で修理歴が発覚した場合には、売却代金の減額を要求される場合があります。
ユーザーが修理歴を偽って報告するなど重大な瑕疵がある場合には、この売却代金減額請求が認められ、ユーザーは買取業者に対してごまかして得をした金額を返還しなくてはなりません。
いずれにしても、自動車の修理歴をごまかしても何の得もありません。
適切な買取業者を選択すること
中古自動車買取業者には、さまざまな業者があります。
たとえば、
- 多くの海外の国に中古車の販売ルートを持っている
- 中古パーツに関して多くの販売ルートを持っている
- 自動車を解体して素材を取り出すのに優れた技術を持っている
- あるメーカーや特定の車種の中古車に特化した販売ルートを持っている
事故車の買取りに際して、数多くの業者に当ってみれば、買取りの対象となる事故車に対して強い需要を持っている業者を発見できます。
そういう業者であれば、事故車でも高い値段で買い取ってくれることが可能です。
1つの買取業者のみに見積もり依頼を行なった場合には、偶然にも、その業者がその事故車に対して強い需要を持っていた場合には、高い値が付く場合もあります。
しかし、そういったことはめったにありません。
1業者だけの見積もりだと、新車や外国車、スポーツカーでない限りは、大抵は修復歴車として最低限度の査定価格を言い渡されるのがオチです。
事故車の高値での買取りを希望するのであれば、できるだけ多くの業者に見積もりを依頼し、その中から最適の業者を選択することがおススメです。
交渉のための情報収集を積極的に行なう
買取り対象の事故車が、どの程度の相場で取引されるかを知っておくことは、買取業者と買取価格の交渉を行う際には、非常に役立ちます。
また、その際に、他のライバル業者がどのくらいの値段を提示しているかを知っておくことも、同様に役立ちます。
現在では、インターネットを利用した一括査定サイトを利用すれば、短時間で簡単に数多くの買取業者から見積もりを取ることができます。
実際の事故車の買取りの前には、こういったサイトを上手に利用して、買取り交渉に役立つ情報をできるだけ多く獲得しておくことが、高値買取りの実現につながります。