査定当日に売却すると車は高く売れる!
中古車の買取で車を高く売る方法の1つとして、査定当日に車を売却する方法があります。
では、査定当日に車を売ると、何故高く売ることができるのでしょうか?また、査定当日に車を売る場合には、一体どんなことに気を付ければよいのでしょうか?
査定当日に車を売却すると何故高く売れるのか
買取店の査定士が一番喜ぶ売主の言葉は「今、売ります」だそうです。
査定額を提示した際に、売主が
などというと、査定士は、買えるのか買えないのかが分からず、不安になります。
確実に買ってくれるのならば、もう少し査定額を上げてもよいと考える査定士は多いものです。
などと言う査定士は結構います。
査定当日に買取を決めると、査定額が上がるのは、売主が確実に購入する意思表示をすることに対する、買取店が、売れるか売れないかという不安が解消することに対する対価を支払うから、ということになります。
査定当時の売買は買取店が好む
買取店では、買取車の多くをオークションで販売しますが、中古自動車の相場はめまぐるしく変わるので、短時間に相場が急落する場合もあります。
査定士が提示する査定額は、その時点での査定依頼車の中古車市場での相場を反映していますが、相場は急に変わるので、査定額の提示後、売買契約の成立し、車を引き取ってオークションに販売するまでの間に時間がかかりすぎると、相場が急落して、査定額(買取価格)が高すぎて、買取店が損をするケースもあります。
査定額の提示後すぐに売買契約が成立した場合、査定額の提示からオークションへの出品までの間の時間が非常に短くなるので、その間に相場が急落して、査定額が高すぎて、買取店が損をするというリスクを回避できます。
早い買取店だと、買取車を引き取った当日に大急ぎで点検を済ませ、その翌日には、オークション会場へ出品するために買取店から運び出します。
このように、査定当日の売買は買取店が好みますが、買取店が好むということは、査定額が上がるということを意味します。
査定当日の売買の注意点
査定当日に車を売ると高く売れると言っても、安易にそれを信じるのは禁物です。
特に、買取店から
と言われて、買取に応じたものの、後から調べてみると、同種の車の買取相場よりもずいぶん低い価格で車を売っていたことに気づく場合があります。
査定当時の売場で失敗しないためには、査定を依頼する前に十分に準備して、売ろうとする車の中古車市場の評価や査定に影響を与えそうな事項をよく調べ、売ろうとする車の相場を正確に把握しておく必要があります。
そうしておけば、万が一、査定当日の売買を条件に査定士が提案した価格が適正な水準かどうかが分かり、適正な水準であれば契約を結べばよいし、そうでなければ、契約を断ることができます。
契約に無料キャンセル期間が設定されていると即日売買が簡単
大手の買取店の中には、契約後1日~2日以内であれば、契約の無料キャンセルを認めるところもあります。
短期間でも、契約の無料キャンセルを認める買取店があれば、査定当日に車を売っても、契約後しばらくは無料でキャンセルできますから、比較的、査定当日の売買が行いやすいと言えます。
ただし、1日とか2日とかという短い期間に、査定額の誤りに気がついて、契約をキャンセルするといのは非常に難しいことですから、たとえ契約の無料キャンセル期間が設定されていたとしても、査定前に、売主が自分の車の中古車市場での相場をよく調べておく必要があることは、言うまでもありません。