愛車を買取査定で売る流れ・手順
愛車を高く売るためには、買取査定を利用して、専門買取店に買取を依頼するのが一番用意方法です。
では、愛車を買取査定で売る場合の、その流れや手順は、一体どのようなものなのでしょうか?愛車を買取査定を利用して売る流れ(手順)はおおよそ以下のとおりです。
- 買取査定から査定を申し込む
- 査定に必要な書面を準備する
- 買取査定を受ける
- 売却に必要な書面を準備する
- 売買契約書にサインをする
- 車の引取り
買取査定で車を売る場合には、この流れに沿って、事前に怠りなく準備をしておくと、実際に売る場合に、手続きがスムーズに進みます。
買取査定から査定を申し込む
愛車を買取査定で売る場合に、まず、一番最初に、インターネット上の一括査定サイトなどの入力画面に、売ろうとする車の車種、年式、走行距離、ユーザーの氏名、住所、メールアドレス等の情報を入力します。
すると、複数の買取店から出張査定の申し込みの電話やメールが入ります。
電話やメールで、出張査定を受ける場所や時期について交渉します。
出張査定場所は、ほとんどの場合自宅になりますが、なんらかの理由で、自宅で出張査定を受けることができない場合には、例外的に、公共の駐車場等、自宅以外の場所を査定場所に指定します。
査定に必要な書面を準備する
出張査定を受けることが決まったら、次に、査定を受けるにあたって必要となる書面を準備します。
査定に必要になる書面は以下のとおりです。
- 自動車車検証
- 身分証明書
- 保証書
- 整備手帳
- 分解整備記録簿
上記のうち、自動車車検証と身分証明書については、査定を受けるにあたって必ず必要な書面です。
一方、保証書、整備手帳、分解整備記録簿の3つについては、査定を受けるにあたってあった方がよい書類なので、それらの書面がないからといって、査定を受けることができないというわけではありません。
買取査定を受ける
買取査定を受けるための必要な書面が整ったら、あらかじめ指定しておいた日時・場所において、買取店の出張査定を受けます。
出張査定にかかる時間は非常に短く、ほとんどの場合、10分~20分程度で査定は終了します。
査定額を上げるためには、複数の買取店の査定を受け、その中でもっとも高い査定額を付けた買取店に買取を依頼する方法を採りますが、複数の買取店の査定を受ける場合には、出張査定のスケジュールの調整を組まなくてはなりません。
複数の買取店の査定士を同じ時間に自宅に呼んで、同時に査定を受ける場合には、査定を依頼するすべての査定士の都合の付く日時に査定時間を設定しなくてはなりません。
個別に出張査定を受ける場合でも、日程調整は重要です。
売却に必要な書面を準備する
買取店が提示した査定額に同意して、車の売却先が決まったら、今度は、売却のために必要な書面を用意します。
車を売るために必要となる書面は次のとおりです。
- 印鑑登録証明書
- 自動車車検証
- 自賠責保険証
- 自動車税の納税証明書
- リサイクル券
- 整備手帳・取扱説明書・保証書
この他、印鑑登録証明書の住所と、自動車車検証上の住所が異なる場合には、住所変更があったことを証明できる住民票が必要になります。
印鑑登録証明書は、2通以上に必要になる場合もあるので、買取店に確認する必要があります。
売買契約書にサインをする
車を売るために必要となる書面の用意ができたら、売買契約の締結となります。
基本的には、売買契約書は、買取店が用意してきますから、ユーザーは買取店が用意した契約書にサイン(記名押印)するだけで構いません。
契約書にサインをする際には、契約書のキャンセル条項をよく確認する必要があります。
複数の買取店に査定を依頼する場合、契約書にサインしてから、より高い査定額を付ける買取店が見つかる場合が結構あります。
その場合には、一度サインした契約をキャンセルすることが必要になることもあります。
買取店によっては、買い取った車がオークションに出品するために買取店を離れるまで(引取り後1~2日後)は、キャンセルを認めるところもあります。
キャンセルを認める場合には、売買契約書の中に、キャンセルに関する条項が含まれているはずですから、契約書にサインする時には、このキャンセルに関する条項の有無や、それがある場合にはその内容(キャンセルできる期間やキャンセル料の有無)をよく確認する必要があります。
車を売る際にユーザーがサインする契約書以外の書面について
この他、車を売る場合には、ユーザーが印鑑を押印しなくてはならない書面がいくつかあります。
これらの書面は、買取店が用意してきますから、ユーザーは買取店が用意してきた書面に印鑑を押印するだけで構いません。
ただし、印鑑は実印が原則なので、実印を用意する必要があります。
車を売る場合にユーザーが記名押印する書面は以下のとおりです。
- 譲渡証明書
- 自賠責保険承認証明書
- 委任状
譲渡証明書は、車の名義変更の際に買取店が運輸支局に提出する書面です。
自賠責保険承認証明書は、自賠責保険の有効期間が残っている車を売る場合に、自賠責保険の保険契約者の地位をユーザーから買取店に譲渡するための書面です。
委任状は、車の名義変更の手続きをユーザーが買取店に依頼するための書面です。
車の引取り
契約書にサインし、売買契約を締結したら、後は、買取店が車を引き取って、愛車を買取査定で売る手続きは終了となります。
車の引取りは、ほとんどの場合、買取店が委託した車運送業者のレッカー車が自宅にやってくるか、買取店の担当者が自宅に来て、車を運転して運び出すかのいずれかの方法で行います。
ユーザー自ら買取店に車を運転して引き渡す方法もありますが、買取店が遠方にある場合、帰りの足に困りますし、ユーザーが買取店に自分で自動車を運んだからといって、査定額が大きく上がるということもありません。
ただ、それでも、どうしても自分で持ち込みたいという場合には、買取店と相談してみるとよいでしょう。
売買契約締結後、引き取りまでの時間は、ケースバイケースで、即日に引き取るところもあれば、1週間程度後に引き取るところもあります。