車検切れはバレない?車検が切れた時の対処法
- 車検切れの車ってバレるの?
- 車検切れの罰則は?
- 車検切れでもちょっとぐらい運転していいかな?
このように考えている、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
車検切れはすぐにバレるのでしょうか。日常的にたくさんの車が走行しているため、バレない気がしますよね。
結論から言うと、車検切れはカンタンにバレます。
そして、車検切れがバレた時の罰則はかなり厳しいです。
本記事では、車検切れがバレる理由やバレた時の罰則、車検が切れた時の対処法について解説していきます。
まずは、車検切れがバレる理由について解説していきます。
目次
車検切れがバレる理由
車検切れがバレる理由は、大きく分けて4つあります。
- 車検ステッカー
- Nシステム
- 故障
- 交通違反・事故
上記の4つによって車検切れはすぐにバレることになります。それぞれ詳しく説明していきます。
車検ステッカー
車検ステッカーは、「この車の車検はこの日まで有効ですよ」というのを証明するためのものです。
ステッカーは車の窓に貼られています。
車検証の有効期間の満了日が一目見ればわかるようになっているので、もし車検が切れている場合それを見ただけで車検切れがバレてしまいます。
「見られたらバレるのなら、貼らなければいいや!」と考える人もいるかもしれませんが、そもそも車検証を貼らないと刑法の法律違反になり、50万円以下の罰金に課せられます。
道路運送車両法第百九条 次の各号のいずれかに該当する者は、五十万円以下の罰金に処する。
九 第六十六条第一項(第七十一条の二第四項において読み替えて適用する場合を含む。)の規定に違反して、自動車検査証若しくは限定自動車検査証を備え付けず、又は検査標章を表示しないで自動車を運行の用に供した者
ステッカーを貼っていない車は違和感があり目立つので、すぐにバレてしまいます。
Nシステム
Nシステムとは、警察が車の検問の手間を省くために、「無人検問機」として導入したものです。
通過した車のナンバープレートをすべて撮影します。
オービスに似ていますが別物です。
全国の道路1,500箇所以上に設置されています。
このNシステムがなぜ車検切れに関係があるのかというと、2018年から車検切れの車両の摘発を行うようになったからです。
車検切れの車両の摘発機能によって、Nシステムの前を通っただけで一発で車検切れがバレてしまうようになりました。
前と言っても、脇道まで撮影されています。
Nシステムは撮影した車のナンバーのデータが蓄積されているので車検切れの摘発ができるのです。
故障
車が故障してしまった場合、カー用品店やガソリンスタンドなどに修理に行くと思います。
そこで車検切れがバレてしまいます。もちろんガソリンを入れるときもです。
「もしバレても通報されないだろう」と考える人もいるでしょう。
しかし、国土交通省は、無車検車の取り締まりを強化しており、通報フォームも作成されています。
そのため、通報される可能性も充分にあります。
交通違反・事故
交通違反や事故はもちろん警察が取り締まるため、確実にアウトです。
交通違反や事故がきっかけでバレてしまうことが一番最悪のパターンです。
後ほど紹介しますが、無車検の罰則はかなり重いです。
それに加えて交通違反の罰則が加わると、一発で免許取り消しもありえます。
車検切れの車を運転することは大きなリスクがあり、カンタンにバレてしまいます。
短距離の運転であっても絶対にしないようにしましょう。
ここからは、車検切れがバレた時の罰則について説明していきます。
車検切れの罰則
車検切れの罰則は、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金、反則点数6点以上と決められています。
ちなみに、反則点数が6点の場合、30日間の免許停止処分になります。
※過去3年間の反則点数の累計が6点以上14点以下の場合に免許停止処分になります。15点以上の場合は免許取消処分になります。
それだけではありません。
車検を行ったことがある方はわかると思いますが、車検時に自賠責保険の更新も行いますよね。
そのため、車検が切れている場合は自賠責保険も切れている場合がほとんどです。
自賠責保険が切れている状態での公道上の運転にも罰則があります。
自賠責保険が切れている場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金、反則点数6点以上と決められています。
もしこの両方がバレてしまった場合、1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金、反則点数12点以上になってしまいます。
ちなみに反則点数12点の場合、90日間の免許停止処分になります。
もし、反則点数を3点以上持っていた場合、車検・自賠責保険が切れているだけで免許取消処分になってしまいます。
反則内容 | 罰則 | 罰金 | 違反点数 |
---|---|---|---|
車検切れ | 6ヶ月以下の懲役 | 30万円以下 | 6点以上 |
自賠責保険切れ | 1年以下の懲役 | 50万円以下 | 6点以上い |
両方 | 1年6ヶ月以下の懲役 | 80万円以下 | 12点以上 |
車検切れの場合は、自賠責保険も切れている場合がほとんどです。
両方切れていることがバレてしまうと、とても重い罰則を受けることになるので絶対に運転しないでください。
車検が切れた時の対処法
「車検が切れたらどうすればいいの」と悩まれている方もいるでしょう。
車検が切れた場合、どんな選択肢があるのでしょうか。
選択肢は大きく2つあります。
- 車検を取り直す
- 車を手放す
それぞれ解説していきます。
車検を取り直す
車検が切れた車を乗り続けたいと考えるのであれば、車検を取り直すほかに選択肢はありません。
車検が切れた後でも、車検を受ける方法はなにも変わりません。
車検が受けられる場所
- ディーラー
- 整備工場
- 車検専門店
- カー用品店
- 車検代行
- ガソリンスタンド
ただ、車検場所まで車を運転することができません。
そんなときに車検が切れた車を運転できるようになる方法があります。
それは、仮ナンバーを取得することです。
仮ナンバーとは、車検切れで公道が走れない車に対して貸し出されるナンバーのことです。
まず、仮ナンバーを取得するためにいくつかのステップがあります。
1.「車検証」「自賠責保険証」「身分証明書」「自動車臨時運行許可申請書」を用意します。
先ほども言いましたが、自賠責保険も切れている場合がほとんどです。仮ナンバーを取得するためには、自賠責保険証が必要になるので、保険会社の窓口から発行する必要があります。
自動車臨時運行許可申請書は、各市町村の窓口やホームページから取得することができます。
2.役所で申請を行う。
3.審査が通れば即日発行される。
仮ナンバーを発行したら、それを車に取り付けて車検場まで向かってください。
申請時に、出発地、経由地、目的地を申告する必要があります。
その申告した場所以外に寄り道をしたり、別のルートを走行すると違反になります。
車検費について
車検費は軽自動車でも6万円〜12万円かかります。普通自動車の場合、7万円〜20万円かかります。
さらに購入時から13年以上経過するとさらに値段が上がるようになっています。
車を手放す
車検を取り直す以外に、車を手放してしまうという選択もできます。
車検を機に車を乗り替えるもしくは手放す人はかなり多いです。
車検には大きなコストがかかるため、車検前に車を手放すことでそのコストを削減することができます。
車を手放す方法は大きく分けて3つあります。
その3つとは
- 車を売却す
- 車を廃車にする
- 車を他人に譲る
このなかで唯一手元にお金が残る方法が「車を売却する」です。
どうせならお金が手に入る方がいいですよね。
そしてできるだけ高い値段で売りたいですよね。
そんな方のためにここからは、「車を相場より高く売る方法」を解説していきます。
車を相場より高く売る方法
車を相場より高く売る方法とは、複数業者に査定見積もりを取って価格競争をさせることです。
業者は、「お客様は買取価格が高い業者に車を売る」と理解しているため、他業者よりも高い金額で買取をしようとします。その結果、買取価格がオークションのように高くなっていくという仕組みです。
例を紹介します。
A社に査定を出したところ、50万円でした。B社にも査定を出したところ、60万円でした。A社に対して「B社では60万円だったのでそれ以上なら売りたい」と伝えました。そうするとA社は「70万円出すので売ってください!」と査定額を上げてくれました。
※業者によって買取価格の限界値があるので高くならない場合もあります。
このように、他業者の査定額を引き合いに出すことで値段が高くなっていきます。
よって、査定額を高くするためには、複数の業者で見積もりをとって価格競争をさせる必要があります。
そこで使えるのが「車の一括見積もりサービス」です。
車の一括見積もりサービスとは、売りたい車の車種や年式、郵便番号などの基本情報を1回入力するだけで複数の買取業者に査定の見積もり依頼を申し込める無料のサービスです。
買取業者を探し、わざわざ1社ずつ査定を申し込む必要がなく、基本情報の入力のみで完結します。
そして、複数の業者に査定依頼ができるので、その中で一番高額で買い取ってくれる業者を見つけることが出来ます。
オススメの一括見積もりサービス
オススメの車の一括見積もりサービスは「MOTA車買取」です。
このサービスは、一括見積もりをするにあたって最大のストレスである「電話が一斉にかかってくる」というネガティブな体験を失くすために、高額査定の最大上位3社のみのやり取りで完了します。
業者側は、ユーザーに紹介される上位3社に選ばれるために、他業者よりも高い値段で査定額を出します。そのため、必然的に査定額が上がる仕組みになっています。
そして、申し込み後に最大20社が概算査定額を入札し、翌日18時には結果をWEBで比較することができるため、急ぎで査定額を知りたい方やいち早く車を売る必要がある方も余裕を持って査定額を比較することができます。
そして査定数は業界TOPなので、より高い査定額を期待できます。
一括見積もりサービスの最大のストレスである「電話が一斉にかかってくる」ことを失くし、査定額の期待が高いという観点からオススメのサービスです。
まとめ
車検切れの車を運転することは法律違反であり、カンタンにバレてしまいます。
そしてバレてしまった時の罰則がとても大きいです。
そのため、すぐに車検を取り直すか、車を買い替えるかを検討しましょう。