査定基準

カーナビやカーオーディオが付いてると査定額に影響する?

PR 2017/02/28 2021/02/25

自動車を査定に出す場合に、カーナビやカーオーディオの状態が査定にどのような影響を与えるのでしょうか?

カーナビやカーオーディオも査定額に影響を与える

中古自動車の査定の基準項目には、オプションや装飾品の状態も含まれますから、カーナビやカーオーディオが付属しているかどうかや、付属している場合には、どのようなものがついているかなどは、当然、査定の対象となります。

ただし、現在では、ほとんどの自動車にカーナビやカーオーディオが付属しているので、カーナビやカーオーディオが自動車に付属しているのは当たり前のことになっており、そのため、それらの価値が低下しているので、それらが査定に与える影響は小さいものとなっています。

よって、発売されたばかりの最新機種や中古部品市場で高値取引をされるものを搭載している場合には、査定額に上乗せされる場合もありますが、3年以上前に発売されたモデルのカーナビやカーオーディオであれば、ほとんど査定に影響を与えません。

カーオーディオも年数経過で査定額が下がる

JAAI(日本自動車査定協会)の定めるカーオーディの査定基準は以下のとおりです。

経過年数 初年 2・3年 4・5年 6年以降
点数 10 10 5 0

査定の点数は1点が約1,000円ですから、上記基準に従えば、経過年数が3年くらいのカーオーディオであれば約10,000円、経過年数が4年から5年程度のものであれば5,000円、6年目以降になると0円査定になります。

上記基準は純正のカーオーディが装着されていた場合の基準ですので、社外品を装着していた場合には、この基準よりも査定額が低くなると考えた方がいいでしょう。

社外品でも最新式の人気モデルが装着されている場合には高い査定額が付けられる可能性はありますが、一般的には純正品の方が社外品よりも査定額が高くなります。

カーナビは一体型の方が査定額が高くなる

カーナビには様々な種類がありますが、査定の時に高く評価されるのはカーナビ・カーオーディオ・テレビが一体化されたモデルです。

一体化モデルを装着した車は中古車市場で人気が高いのでそれを反映して、その査定評価額も高くなります。

一体型カーナビはダッシュボード内にしっかり収まるタイプとそうでないものがありますが、ダッシュボード内にしっかり収まるタイプの方が査定が高くなります。

近年は価格と手軽さからポータブルタイプのカーナビが人気急上昇中ですが、一体型カーナビはそれに次いで人気があると言われています。

ただし、カーナビの査定で一番重要なのは経過年数ですので、たとえ人気のある一体型のカーナビでも経過年数が長いと、一体型でない新しいカーナビよりも査定に与えるプラスの影響が小さい場合もあります。

カーナビやカーオーディオを取り外して売る場合の注意点

マニアックな社外品のカーナビやカーオーディを装着していると、そのまま査定に出せばそれらが査定額に与えるプラスの影響はほとんどありません。

それどころか、あまりマニアックすぎるとマイナス査定になることすらあります。

そのような時は付け替えた純正品を保管している場合には、その純正品を車に付け戻し、社外品はオークションで販売すればより高い収入を得ることができます。

オークションに出すと、そういった特徴のあるカーナビやカーオーディを高い値段で買ってもよいという買い手に出会う確率が高くなり、うまくいけば高額売却が実現します。

ただし、その際の注意点としては、機種によってはカーナビやカーオーディを取り外すのが難しく、専門業者にその作業を依頼することが必要になります。

場合によっては専門業者に支払う手数料が50,000円程度になることもあります。

取り外しにかかる費用が高額になると、取り外したカーナビやオーディをパーツ市場で販売してもトータルでは赤字になることがあります。

そのようなケースでは、取り外したカーナビやオーディがパーツ市場で高く売れる可能性があっても、取り外さずにそのまま査定に出すことがおススメです。

中古車市場では、純正カーナビ・カーオーディオ装着車が好まれる

中古車販売市場では、純正品のカーナビやカーオーディオを装着している自動車が好まれる傾向があます。

査定においても、純正品が高く評価される傾向があり、逆に非純正で古いモデルのカーナビやカーオーディオを装着していると、取り外して純正品と交換する手間の分、査定がマイナスとなるケースもあります。

したがって、純正品のカーナビやカーオーディオを社外品と交換した場合で、純正品を処分しないで保存している場合には、査定前に社外品を純正品に交換していた方がよいです。

カーナビやカーオーディオにはそれほど気をつかう必要はない

現在、自動車に付属しているカーナビやカーオーディオが査定に与える影響は非常に小さいものとなっており、金額にしても、数千円程度とされています。

よって、たとえば、非常に人気の高い機種のカーナビを付けているとか、容易に手に入れることのできない希少種のカーオーディオを装着しているなどという特別の事情がない限り、カーオーディオやカーナビにそれほど気をつかう必要はないと言えます。

また、査定のために社外品を純正品に交換したほうが良い場合もありますが、配線や自動車工作に自信のない方の場合、わざわざ費用をかけて業者に依頼してまで交換する必要はなく、脱着が自分でできない場合には、査定額に対する影響は非常に小さいので、社外品を装着したまま査定に出してもほとんど問題ありません。