事故車の買取

なぜ中古車買取業者では事故車でも高く売れるのか?

PR 2017/01/11 2021/02/25
自動車事故

一般的には、事故車は中古車としては高く売れないと考えられています。

その理由は、事故車は自動車の買い手が嫌がるので中古車市場で高い値が付かないため、事故車の買取業者が高い値で買い取ってくれないと考えられるからです。

しかし、事故車でも高く売れる場合があるんです!

中古車の主な買取事業者について

中古車を買い取ってくれる主な事業者には、次の3種類があります。

  • 新車ディーラー
  • 中古車販売店
  • 中古車買取業者

このうち、新車ディーラーと中古車販売店は事故車を好みません。

その理由は、これらの事業者は主に日本人の消費者を対象としていますが、日本人の消費者は事故車を好まないからです。

よって、事故車は売れないか、売れてもよい値段が付かないのです。

これらの事業者に事故車を売ったとしても、多くの場合、1万円以下というような非常に低い買取価格しか提示してきません。

一般的に、事故車が高く売れないという考えが広まっているのは、新車ディーラーと中古車販売店が事故車を高く買わないことが原因です。

事故車を高く売るなら中古車買取業者に依頼すべき

車の模型を手に持つ男性

たとえ事故車であっても、性能が高く、故障も少なく、燃費も優れている日本車は海外では非常に高い人気があります。

特に発展途上国においてはその傾向が強くなります。

日本の消費者ではなく、そういった海外の消費者向けに中古車を販売する業種にとっては、事故車は決して儲からない商品ではありません。

よって、海外輸出を手掛ける中古車買取業者は、事故車でも比較的高い値段で買い取ってくれます。

よって、事故車を高く売りたい場合には中古車買取業者に依頼してみるのが良い方法です。

事故車は中古車買取業者との直接取引が良い

新車ディーラーや中古車販売店に依頼した場合、それらの業者は事故車と分かると非常に低い値段を提示してきます。

しかし、それらの業者が非常に安い値段で事故車を仕入れた場合、その事故車を海外輸出を手掛ける中古車買取業者に横流しして利益を得る場合があります。

もしそうであれば、事故車の所有者が直接中古車買取業者に販売した方が、より高い値段で事故車を販売できることになります。

間に新車ディーラーや中古車買取業者が入ることによって、事故車の所有者は損をすることになります。

中古車買取業者も所有者との直接取引を望んでいる

ディーラー
仲介業者を介さない方が中古車買取業者もお得です。

たとえば、事故車の下取り価格が30万円だったとします。

新車ディーラーや中古車販売店に対して、事故車を30万円で下取りに出すと、新車ディーラーなどは、購入価格の30万円に利益を上乗せして、販売価格を設定します。

たとえば、利益率を50%とすると、販売価格は45万円となります。

中古車買取業者が、新車ディーラー等から下取りされた事故車を購入すると、中古車買取業者は45万円の代金を支払わなくてはなりません。

しかし、中古車買取業者が所有者から直接事故車を買い取る場合、中古車買取業者は新車ディーラー等の下取価格30万円に、15万円未満の金額を加算して販売する限りにおいて、所有者との直接取引を行うメリットが生じます。

たとえば、直接買取価格を35万円とすると、中古車取引事業者は、新車ディーラーなどを介して事故車を購入するよりも、10万円の得をすることになります。

よって、中古車買取業者は、事故車所有者から直接自動車を購入することが有利となります。

海外への販売ルートがある事業者は高く買い取ることができる

世界地図

日本の自動車に対する評価が非常に高い海外の国に多くの販売ルートを持ち、事故車でも高い値段で販売できる力を持つ中古車買取業者であれば、事故車でも高く買取ります。

一方、そういった販売ルートを持たない事業者は、事故車を購入しても販売できませんので、タイヤ代程度の値段しかつけられません。

事故車を高く売る場合には、そういった事故車の販売力の高い中古車買取業者を探すことが大切です。

一般常識では、事故車に高い買取価格が付くはずがないと考えられておりますが、それは販売先を日本国内に限定した場合のみ当てはまることです。

海外に目を向ければ、それは必ずしも真ではありません。

事故車と修復歴車の違いに注意する

車の査定
事故車というと、何か、事故車の購入者が交通事故を起こしそうで、何か縁起が悪いというイメージがつきまといます。

しかし、中古車業界では事故車という言葉は使わず修復歴車といいます。

修復歴車とは、自動車の主要部分を修理または交換をした車両のことをいいます。

よって、交通事故に巻き込まれた自動車でも、その主要部分の修理・交換を行っていない場合には、修復歴無しの自動車となり、業界の中では事故車とは扱われません。

中古車買取業者に買取を依頼する場合には、修復歴車と事故車の相違に注意して、「事故に遭った自動車だから査定価格が低額でも仕方がない」と早合点しないようにしなくてはなりません。

事故に遭った自動車でも、修復歴がなければ無事故自動車としての査定を買取業者に要求できます。